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2017-08-15

ご近所ぶらぶらデート風マタニティフォトストーリー@府中市

こんにちは。にちにち寫眞(にちにちしゃしん)フォトグラファーの山本ミニ子です。

マタニティーフォトのご紹介が続きますが、もう一組、梅雨の合間のある日の撮影のお話です。


このお二人、私よりひと回り以上年が若いのですが、本当に初々しく、可愛らしい新婚さんです。
特に年下の旦那様、年齢も知らずに初対面一言目で思わず「若い!」と言ってしまい、失礼しました…

予報が雨だったこともあり、事前のご希望はお家での撮影だったのですが、当日お家までの道を歩いてみると、雨も上がって住宅街の雰囲気もとってもいい感じ。
ちょっとお散歩をご提案してみました。

手のつなぎ方でひと揉め。そして奥様によるごみチェック。微笑ましい!

 

さて、ノープランのお散歩、スタートです!


公園へ。猫がいました。お二人とも動物好きのようです。

妊婦さんに無理は禁物。ちょろっと近所で…のつもりだったのですが、お医者さんからは急な体重増加を厳しく注意されたということで、ガンガン歩きます。

なんて速足の妊婦さんなのー!
脚の長いお二人のペースに、ミニ子は必死でついて行きます!


幼稚園が気になる…


10分ほどで広い河川敷に出てしまいました。

ここで子ども遊ばせたらいいねーと、もうすぐ来る未来に思いを馳せます。


時々ポーズ写真も織り交ぜながら、散策です。

こんなやり取りも…

 

 

帰りは別ルートを開拓。

こんな所あったんだねー。なんて言いながら立ち寄った公園ではしゃぎすぎて呆れられる旦那様。

ここまでにさんざん感じていたことで、ご覧になっている皆さんも既にお気づきかもれませんが、このお二人の関係、ザ・「無邪気な旦那様と姉御肌奥様」で、可愛らしすぎます!!

そしてその関係性をおそらくほぼ普段の感じそのままに出していただいて、本当に嬉しい!!

すごく自然にカメラを受け入れてくれて、いや、いい意味で無視してくれて、
普段のお二人のやり取りをそのまま覗き見させてもらえたような撮影になりました。

それはやはり、いつも過ごしている場所の延長で撮影できたおかげもあるかもしれません。
何かあればすぐにお家に戻れる安心感もありますし、ご近所でぶらぶら撮るマタニティーフォト、いいなぁと思いました。

マタニティーフォトはもちろんお腹が主役でもあるのですが、お腹を強調した写真以外にも、夫婦の時間を写す機会に出来たらなぁと思って取り組んでいます。
特に、第一子の妊娠中というのは、夫婦のまだ恋人のようでいられる最後の時間でもあると思うのです。
これから家族が増え、歳を重ね、二人の関係はどんどん変わっていくでしょう。
その始めの関係を撮って残しておくって、素敵なことだなぁと思います。

最後にお家に到着。
改めて見渡すと、赤ちゃんの物があちこちにディスプレイされていました。

赤ちゃんに会えるのを心待ちにしている様子がよく分かります。


私は、マタニティーフォトというのは基本的にはママのためにあると思っていて、ママの自己満足で全然OK!と言っていたのですが、お二人を見ていてちょっと考えが変わりました。
若干偏見も混じりますが、男性の方が初対面の他人に対して、感情の壁を作りやすい印象があります。
特に家族写真で初めてお会いする男性は、依頼主として、または依頼主の夫として、家族を支える父親として、ある方はフランクに、ある方は控えめに、ある方はビジネスライクに大人のマナーとして愛想よくしていただけるんですが、心から撮影を楽しんでいただけてるかなぁというところは、いつも不安になる部分です。
今回の彼の場合はその辺りの壁が全くなく、お二人がカメラの前でもあまりに自然に振舞ってくれるので、「赤ちゃんが生まれてくるのが楽しみで楽しみで仕方がない!」というのがパパからもビンビンに伝わってきたのです。

そういう意味で、パパのためのマタニティーフォトでもあるんだなぁと実感できた撮影でした。
そして、そうやって撮られた写真は、生まれてきた赤ちゃんが大きくなってから、自分はこんなに待ち望まれて生まれてきたんだなぁと感じられるような写真でもあると思います。つまり、将来の赤ちゃんのためのマタニティーフォトです。

無事生まれたと先日報告をいただいたお二人の赤ちゃん。

彼が大きくなってから家族で楽しく眺められる写真になっていたらいいな…

そんなことを考えながら、これからのマタニティーフォトも撮っていきたいなぁと思ったのでした。

 

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