営業についてのお知らせと、「撮れない今」をどう捉えるかということ
当面の間、新規の撮影業務をお休みします
こんにちは。
にちにち寫眞(にちにちしゃしん)フォトグラファーの山本ミニ子です。
新型ウイルスの流行拡大、日本でもいよいよ大変な事態になってまいりました。
最前線で戦う方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
そして日常が失われる中でも日々の小さな楽しみを見つけたり、
気持ちがほぐれるような発信をしたり、
怒るべき時に怒り上げるべき声を上げたりする人たち全てにエールを送りたいです。
すでにインスタグラムやfacebookページなどではお知らせの通り、
にちにち寫眞では3月下旬よりお客様とのご相談のもと感染対策を万全に行いながら撮影を続けてまいりましたが、
4月5日の撮影をもって、一旦新規の撮影業務をお休みすることにしました。
既に4月の日程をご予約済みのお客様とは個別に相談をさせていただいております。
撮影再開は状況を見てお知らせします。
編集、納品、メール業務などは続けておりますので、お問合せはお気軽にどうぞ!
撮れない今を嘆くより
さて、ここからは日本人としてでも休園休校中の子を持つ親としてでも収入激減の個人事業主としてでもなく、フォトグラファー山本ミニ子としてこの事態をどう思っているかということを、正直にお話ししたいと思います。
春というのは、本来家族写真の繁忙期です。
別れがあり、始まりがあり、花も咲き風は心地よく、美しい思い出を残す撮影にぴったりの季節であることは間違いありません。
なのですが。
普段から、「今しか撮れない瞬間」を残すことの大切さをしつこくしつこくお伝えしてきた私なのですが、この事態で皆さんの「2020年の春の〇〇」が撮れなくなったことに対して、実はそれほど悲観してはいないのです。
いや、もちろん、残念な気持ちはよーーーく分かります。分かりすぎます。ただ、
「今日しか撮れない写真」があるということは、「来月しか撮れない写真」もまたあるということなのです。
今回の事態を受けて、本当に後ろ髪引かれる思いでキャンセルを決めたお客さまがいらっしゃいます。
でもその撮影、完全に諦めなくても全然いいんですよ、とお伝えしたいです。
来月でも、再来月でも、同じぐらい価値のある写真を残すことはできるんです。生きていれば。
むしろこんな事態がなければ撮らなかっただろうな、というレアな写真を来月か再来月か、その次の月に撮りましょう。
冒頭の写真は毎年同じ場所で撮っている、息子と桜の定点撮影写真です。
一昨年と昨年のはこちら。
今年は休校などのバタバタで満開の時期に撮れませんでした。
でもそれでいいと思っています。
それが今年の事情だから、むしろそれはそれでとても良い。
誰もいない場所だけど、あえてマスクも外させずに撮りました。
ああ、コロナで大変だった年ね。
って、将来見た時に、今のこの混乱の日々がきっと思い出される写真になったと思います。
先月のブログで書いたマンスリーフォトも、毎月必ず頑張って撮っていると書きましたが、
例えばこの先息子にどうしようもない反抗期が来て、写真どころじゃなくなったら、誰もいない白壁を写そうと思っています。
それが「この時は反抗期で写ってくれなかった」という記録になるからです。
娘の七五三なんて、色々とトラブルが起きて今度3度目を撮ろうとしています(これはまた別の機会に書きたいと思います)。
要は、「この時期に、必ず、こうやって撮らなければならない」という写真はなく、
普通と時期が違っても、条件が揃っていなくても、
撮りたいと思った時に撮った写真は、いつもその時にしか撮れない特別なものになるということです。
入学記念は普通は春に撮るものだからこそ、例えば6月に紫陽花と一緒に撮って残したら、
「コロナで大変だったから、落ち着いてから撮ったんだよね」という特別な記憶とともに残ります。
この時期に撮影を諦めた方、事態が落ち着いたらいつでも再挑戦をお待ちしています。
もちろん、どうしても今でないとダメな事情のある方は、一度ご相談くださいね。
安全にできる方法を考えましょう。
撮影自粛期間にやりたいこと
さて、撮影自粛とはいえ、これまでに受けている撮影の納品作業や事務作業であとほんのしばらくは通常通りに忙しく過ごすと思うのですが、
そのあとはせっかくなので、普段なかなか手が回らなかったことに力を入れたいと思います。
1.過去の撮影レポートをアップ
にちにち寫眞では9割ぐらいのお客様にブログやインスタグラムでの掲載許可をいただいているのにも関わらず、筆の遅さと日々の業務の忙しさにかまけてなかなかご紹介できずにいました。
これを機にどんどん過去に遡ってご紹介できたらと思います。
2.撮影のコツなどのお役立ちコラム
仲良くなったお客様から、自分で撮影する時のコツなどのご相談を受けることが増えてきました。
今回の事態でお祝い事当日の撮影を諦めたお客様からも「なんとか自分で撮ってみるけど自信がない」という声をいくつかいただいています。
そこで、ちょっとした撮影や編集のコツなどを少しずつお伝えできたらいいなと思います。
私が毎月連載を担当している地域新聞ショッパーの写真コラムも地域外で読めない、読みたい!というお声をよくいただくので、そちらに加筆修正していくスタイルでもいいかなぁと考えています。
お楽しみに!
3.過去に撮影したお写真での商品製作キャンペーン
こちらはリピーターさま向けになりますが、過去にお撮りしたお写真を改めてフォトブックや台紙にしてみようという方に、期間限定の特別価格キャンペーンを行いたいと思います。
詳細はまたお知らせしますが、商品により、5000円から10000円引きぐらいを想定しております。
この機会をぜひご利用ください!
この他にも、こんなことをやってほしい、こんなテーマで書いてほしいなどありましたら、インスタグラムやお問合せフォームからお気軽にご意見お寄せくださいね!
最後に、昨年のクリスマスパーティーの写真をスライドショーでお届けします。
まさに、3密、濃厚接触な夜。
こんな日々が早く戻りますように。