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2018-06-30

他人に家族を撮ってもらうということ

息子の七五三を撮ってもらいました

先月、季節外れですが息子の七五三を執り行いました。
その時撮ってもらったデータとフォトブックを先日受け取ったので、今日は感じたことを書き綴ります。

え、カメラマンなのに、自分の子の七五三を自分で撮らないの?
と思ったあなた、安心してください。息子の着物姿ということであれば、別日に自分でも撮ってます。

(→ブログ『絆創膏が似合う男 息子の七五三予行演習を撮りました』

が、私は家族みんなが写ってこその家族写真だと思っているので、
自分もちゃんと写りたいし、我が家の時間を丸ごと外から見てみたい。
何より、撮影のことは気にせずこの日を楽しみたい。
ということで、当日は自分の一眼レフは一切持ち出さず、全てを信頼できるプロに任せて過ごしました。

 

撮影をお願いしたのは、
CuiCui Photo Worksの沼山かおりさん(かおりん)です。

 

私はこの「にちにち寫眞」を始める前から彼女のファンでして、

こっそりブログを覗いては、
はぁ。また素晴らしいものを見てしまった…と日記に感想を書き留めたり、ため息をついたりしていたのです。

 

というのも、私はフリーになってはじめの3、4年は、ただ求められるままに頂けるお仕事をこなしていて、
そのお仕事の中には家族写真の依頼も相当な数があり、

それは今の自分を作る上での大きな糧になったのですが、

数をこなしているうちに、違和感も抱き始めていたのです。

自分も子育てする中で、本当に欲しい写真って、こうじゃないよな。と思い始めた部分もあります。

そうして自分らしい家族写真を求めていくと、オシャレとか、理想の、とか、キラキラとか、キチンと、とか、そういう言葉とは対極にある、
ありのままをいかに愛おしく残すか、というところに行き着いたのですが、
まあその辺のことはサイトオープン時に載せた「少し長めの自己紹介」の後半部分にも書いてますのでよろしければご覧ください。

 

で、自分なりに目指したいものは明確にあったのですが、やはり世の中的に求められていると感じるのは、
綺麗でいかにもプロっぽい、明るくてキラキラした写真なのかなぁとモヤモヤしてたところに、出会ったのが彼女のサイトだったのです。

 

飾らないけどクオリティー高く、ありのままを拾っていく撮影スタイルの写真に、
それを丁寧に説明しつつ、こだわりを届ける文章。
根強いファンがしっかり付いているのが伺える内容でした。

なんだよ、あるじゃん、こういうのだって、受け入れられてるじゃん。って、嬉しくなりました。
私の方向は間違ってなかった、と自信をもらえました。

 

写真の方向性もシンパシーを感じるのですが、文章が、またいい。

 

普通の人は、写真を読む力よりも、文章を読む力の方が自然に鍛えられているものです。
いいと思う写真を撮るだけじゃダメなんだ。
どうしてそれがいいのか、伝えなくちゃ。

 

私は、伝える努力をしてなかった。
独りよがりだったな、と反省しました。

 

色々なカメラマンが色々なスタイルで、いいと思えるサービスを作っている。

もちろん、オシャレな写真やキラキラした写真を最高水準に高めようとしている人、

子どもの最高の笑顔を捉えることに人生をかけている人や、

お客さんの理想を叶えることをとことん突き詰めている人もいて、

多くの方に支持もされていて、

私はそういう方たちのことも尊敬しています!

 

でも私が究めたいスタイルの魅力は、まだ十分に伝えられていない。

やっぱり、私も自分でサイトを作らなきゃダメだ。
伝えたいことがこんなにあるのに、サボってたらダメだ。
見せたい写真を載せて、伝わる文章を書けば、きっと刺さる人に刺さる。

 

一般受けしなくてもいい、じゃなくて、
これを一般の人にわかってもらえるように、努力しよう

 

そう思えるきっかけをくれたのが、彼女でした。

だから私が「にちにち寫眞」のサイトを作ってすぐの頃に彼女の方から見つけてくれて、
「はじめまして。サイトのスライドショー、写真と文が素晴らしいですね。お友達になりたいです。」と
メッセージをもらった時は、小躍りして喜びました。
今や、ランチで熱く語ったり、お仕事の相談をしあったりできる仲になりまして、
一方的に憧れていた1年半前の自分に自慢してやりたい気分です。

見返した時に思い出を語れる写真

 

さて、肝心の、頂いた写真の内容ですが、
やっぱり素晴らしかった。

我が家のありのまま過ぎるありのままがしっかり写ってました。

夫は連日の激務で疲れ果ててお客さんたくさん来てるのに出発ギリギリまで寝てるし、
ママ友二人に着付けとヘアメイクで来てもらったのだけど、我が家のママ友への依存っぷりが丸見えだったし、
片付ける時間がなかった朝ごはんはいつも家事代行をお願いしてるマリコさん作メニューオンリーだし、
これまたせっかく前日にマリコさんに掃除してもらった子ども部屋は「披露癖」のある息子にゴッチャゴチャにされてるし、
いつも超派手に出る息子の鼻水も、娘が無防備に見せがちなパンツもむちむちの太ももも、全部が愛おしく写っていました。

もうとにかく、突っ込みどころ、そこから連想されるエピソードが満載で、

何年も経ってから、みんなで見ながら語り合える写真って、まさにこうだよね、という内容でした。

 

 

「子どもを一番よく撮れるのは親」というのは幻想かもしれない

今回新鮮だったのは、自分が写ってない子どもだけのシーンに、今まで残せてなかったタイプの表情や仕草が満載だったこと。

写真は、どうしても撮る人の癖が出ます。

我が家の子ども写真は基本的に私が撮ったものなので、みんな私の癖のあるフィルターを通して写されてるわけです。
たくさん撮っているようでも、実はいつも同じようなシーンだったり構図だったり表情だったりに惹かれてシャッターを切っていたりします。

それが、かおりんのこれまた天才的な「子どもの可愛いところ見つけるアンテナ」を通すと、見ているようで見ていなかった我が子の新しい可愛さに気づけたのでした。

だからね、みなさん、
「親が撮る子ども写真に勝るものはない」「子どもにとって一番のカメラマンはママ」なんて言葉に騙されちゃいけないです。
もちろん、親しか撮りにくい瞬間というものは確実にあるので、その瞬間のために写真の技術を磨くというのは素晴らしいことです。
でも、「自分で撮れるから別に他人に撮ってもらわなくてもいいや」と思うのは、本当に勿体ない!
今回、そのことを強く実感しました!

頼むなら、一番オススメのものを!

今回、頼んだのは、かおりんオススメのお支度から密着コースと、これまたオススメのアルバムの大きい方です。

彼女の得意とする普段の姿を撮ってもらうのにお支度から居てもらうのが一番だと思ったし、

なんといってもやっぱりフォトブックですよ。

写真は、形にするべきです。本当に。

お値段は張るけど、一番いいやつにしてもらいました。

これも自分でビジネスをするようになってから実感した持論ですが、
惚れ込んだサービスなら、そのサービスがお勧めする一番いいものを注文するべき。

コストとか労力とかいろんな理由で、手頃に買ってもらえるように、提供側は
妥協(というと言葉が悪いので、なんと言いましょう?スケールダウン?)したものをメニューに加えてたりします。
しかしやはり、そのサービスで一番オススメしているものには、クオリティーもこだわりも最大限に詰められているものです。
せっかくなら、そこを味わってみてはいかがですか?

というわけで、にちにち寫眞では、断然日常のフォトストーリープランプレミアムフォトブックのでかい方(A4)をオススメしてますので、
ぜひご検討くださいね!

同業の他サービスを褒めちぎる理由

ここまでお読みになって、ビジネスのブログで、商圏も価格帯もがっちり被ってる同業の他サービスをここまで褒めちぎって大丈夫なの!?

と思われた方もいるかもしれません。

 

でももう少し語らせてください。

 

はじめの方でも触れたように、私は彼女の写真はもちろんなのですが、文章にも惚れているのです。

 

彼女の文章の何が素晴らしいかって、

本音と建前のバランス。
プロフェッショナル感と身近感のバランス。
それがもう、天才的に絶妙なのです。

 

結構いろんな人のブログを見ますが、
たいていどちらかに偏っているのですよね。

ビジネス色に偏ってるブログは、歯切れ良く、分かりやすい表現と、拡散されやすさを狙ってしてギラギラしているか、
逆に誰からも嫌われないことを目指しすぎて毒にも薬にもならないことをどこかで見たような表現で言ってるかだし、
プライベート色の強いブログは、身内でなければ伝わりにくいエピソードで埋められてたりするんです。

 

でも彼女の文章は、プライベートをさらけ出して人となりがきちんと見えるのに、
そこに誰しもが共感する普遍的な視点があるからこそ独りよがりにならず、
真面目に仕事のことを語っているのにユーモアも忘れず、
誰も傷つけないけれども決して誰にも媚びず、お客さんとの理想の関係が築けているように感じました。

 

今、お金よりも「信用」の時代だとよく言われます。
信用の時代に大切なのは、「顔」が見えること。
つまり、自分がどういう人物であるかをある程度さらけ出すことだと思っています。
そして信用の時代に致命的なのは、嘘をつくこと。
言い換えれば、正直であることが得になる時代が来たということです。

 

彼女の文章は、どこまでも正直です。
だから、心打たれるし、応援したくなる。

 

私も、対面でも、SNSでも、お世話になったから、縁があったから、という理由だけで、
心から良いと思っていないものを無闇に褒めたりしないようにしています。
その代わり、本当に伝えたいことには、たくさんの労力を使いたいと思っています。

 

「何が好きか」「何を良いと思っているか」は、その人を表す最たるものだと思っているので、
彼女を知ってもらうことは私を知ってもらうことでもあるし、
家族写真に対するマインドは私と似てるところがあると思うので、そこをもっと上手に伝えられる彼女の力を借りることで、
もっとたくさんの人に「こういう家族写真もある」ってことを知ってもらえるきっかけになると思うのです。

 

 

家族写真の出張撮影は、流行し始めたとはいえ、まだまだ一般にはマイナーなサービスです。

その中でも「おしゃれさ」「理想の美しさ」より「自然さ」「ありのままの美しさ」を目指すスタイルはマイナー中のマイナーです。

でも私は、丁寧に伝えていけば必ず伝わる価値がここにあると信じています。

志が近く、能力のある人とは積極的に協力していきたい、それが私の企みなのです。 

 

 

あああ、やっぱり、ドキュメンタリースタイルの家族写真って最高だなぁ!

結局、私の目指す写真って素晴らしいなぁってことですよ!ふふふ。

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